ahamoの海外ローミングは30GB超えたら高額請求？料金や設定方法を徹底解説

ドコモのオンラインブランドであるahamo（アハモ）。

なんと追加料金なしで海外ローミングを利用して、海外でも日本と変わらず30GBまでインターネットに接続可能^※です。
※ 2024年10月1日から料金据え置きで20GB→30GBに増量

（画像引用:ahamo公式）

この記事では、海外旅行でahamoの海外ローミング用プランを活用して、高額請求を避けるために、ahamoの海外ローミング用プランの内容と設定をご紹介します。

 

また、eSIMポータルのYouTubeチャンネル『App Chan TV』でもahamoの海外ローミングについて解説しています。ぜひ映像で確認したい方はチェックしてみてください！

↑ahamoのメリット・注意点をわかりやすく資料で紹介！

 

 

ahamo（アハモ）の海外ローミングの概要

ahamo（アハモ）は海外ローミングに対応しており海外旅行先の国・地域でデータ通信を利用することができます。

まずは、海外でインターネットを利用できるようにする海外ローミングとはどんな仕組みなのかを解説しましょう。

 

海外（国際）ローミングとは

海外ローミングは、契約している携帯電話会社の提携する渡航先の通信事業者を経由してインターネットを利用する機能です。

WiFiルーターをレンタルして持ち歩いたり、SIMカードを入れ替えたりしなくても、そのまま海外で使えるので便利さがあります。

便利さの反対に、「海外ローミングを使うと高額請求になるのでは…。」という不安があって、海外ローミングを使うのに抵抗を抱く人も多いのではないでしょうか。

しかし、ahamoの海外ローミング用プランは、高額請求を避けて海外ローミングを使うことができるので安心してください。

次は、高額請求になりやすいドコモの国際ローミングプランと比較して、ahamoの海外ローミングのお得さを解説していきます。

 

ahamoの海外ローミングの料金プラン | ドコモの世界そのままギガと何が違う？

ahamoとドコモの海外ローミング用プランの料金比較を紹介します。

※1 ドコモの「世界そのままギガ」は滞在先によって料金が異なるので、滞在先アメリカを例に料金を比較。
※2 ドコモの「世界そのままギガ」の利用期間は最大30日間まで1日単位で設定可能。

ahamoの海外ローミング用プランは、30GBで基本料金2,970円の月額契約で、海外で14日間30GBまで使えます。データ通信量と利用期間が決められていますが、追加料金なしで高額請求になる心配がありません。

一方、ドコモの海外ローミングも契約している月額プランのデータ容量をそのまま海外で使えるプランです。利用する場合、使いたい時間分の利用料金がかかります。

ドコモの「世界そのままギガ」は、30日間まで利用期間が選べるメリットがありますが、利用期間が増えるにつれて高額になります。

 

ahamoの海外ローミングは設定不要 | iPhone・Androidの使い方

ahamo契約中で現地の空港に届いたら、「ローミングをオンにしてください」と記載のSMSが届きます。

その後、スマートフォンの設定から「データローミング」の設定をオンにするだけと簡単です。

機種によって設定の手順が異なるので確認しておきましょう。

 

iPhoneの使い方

現地到着後の iPhoneのデータローミングの設定を解説します。

 

iOS（iPhone）の場合：設定→モバイル通信→ahamo→データローミングをオン（緑）

iPhoneだと上記設定で、ahamoが海外で利用できるようになります。

 

Androidの使い方

現地到着後の Androidのデータローミングの設定を解説します。

設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミングをオン

Androidだと上記設定で、ahamoが海外で利用できるようになります。

 

30G超えたら通信料はどうなる？高額請求を回避する方法

ahamoは日本国内と海外旅行先で合わせて30GBを超えた場合、通信速度が低速化になり、通信料金が上がることはありません。

低速化後の最大通信速度は1Mbpsの速度になります。LINEのメッセージや低画質（360P）でのYouTube視聴、WEB利用であれば読み込み速度は遅くなりますが利用可能です。

もし低速を解除したい場合、ahamo大盛り加入者以外は1ギガ550円でデータチャージできます。

ただ、繰り返しチャージすると高額請求になるため、低速化で利用して様子をみて、支障がでるようであればデータを必要な分、購入して高額請求を避けましょう。

 

15日経過後は通信制限がかかる

ahamoの海外ローミングは、海外で最初にデータ通信を利用した日から15日経過後に128kbps通信速度制限がかかる仕組みになっています。

この速度制限は、データ追加購入をしても解除されません。日本に帰国してデータ通信を行うと解除されます。15日以上の海外での滞在予定の場合は、注意が必要です。

また、速度制限のまま月を跨いたとしても、日本に帰国しなければ通信速度は回復しません。

 

ahamoの国際電話・SMSは使いすぎると高額請求になるので注意

海外旅行では、データ通信だけでなく電話やSMSを使う場面が出てくることがあります。

その際に、電話やSMSを使いすぎてしまうと高額請求になってしまうので、事前にどれくらい料金がかかるのか、知っておきましょう。

 

ahamoの国際電話の携帯料金・使い方

日本での国内通話は、電話をかけると30秒22円、着信料は無料が基本の料金です。

日本では受電が無料ですが、海外にいる場合の国際電話は、着信にも料金がかかります。

国際電話の通話料金は、国ごとに異なり、日本での国内通話より高額です。もちろん、それはahamo（アハモ）にも同じことがいえます。

 

国際電話は通話料金が日本国内の時と違うだけではなく、電話のかけ方も異なっています。

国際電話は、他の国に電話をかける場合は「相手先の国番号」が必要になったり、「＋」や電話番号先頭の「０」を除いたりと、使い方が大きく異なります。海外旅行前に確認しておきましょう。

海外では、通話料の高額請求を避けるために、LINEやスカイプのような無料アプリを利用しましょう。

 

ahamoのSMSの携帯料金・使い方

SMSは日本国内でのSMS・海外での国際SMSどちらも送信する文字数によって値段が異なってきます。

受信は国内外どちらも無料ですが、国際SMSは送信料金が高く設定されているので使いすぎには注意が必要です。

LINEのような感覚でSMSを多く利用してしまうと、高額請求になるので利用回数や文字数に注意して利用しましょう。

 

ahamoの海外ローミングのメリット3選

この章では、ahamo（アハモ）の特徴からわかるメリット3つを紹介します。

 

お手持ちのスマホのみで利用できる

ahamoの海外ローミングは、スマートフォンをそのまま海外旅行先で利用できるため、とてもお手軽です。

SIMカードを差し替えるなどは必要なく、万が一、お手持ちのスマホにSIMロック^※がかかっていても、関係ありません。
※ 国内キャリアが他社のSIMカードを使えなくする端末の利用制限。2021年9月以前に発売された機種にかかっている。

また、海外レンタルWiFiのようにルーターを旅先でいちいち帯同しなくていいのはストレスが減少します。なによりルーターの紛失や電池切れでインターネットが使えなくなるリスクはないでしょう。

 

海外に着いたらデータローミングをオンにするだけで使える

海外旅行向けSIMカードなどを使う場合は、データ通信を使えるようにするためのAPN設定が必要になります。

しかし、ahamoは、スマートフォン設定のデータローミングをオンにするだけで、海外旅行先に到着後すぐインターネット利用が可能です。

海外旅行では滞在できる時間が限られているので、なるべくなら現地でしかできないことに時間を費いやせるようにしたいはず。

そのときに、ahamoの海外ローミングで時間を節約できるのはとっても便利といえます。

 

14日間30GB以内の利用なら追加料金なし

ahamoを契約していれば、海外でデータ通信を開始してからの14日間は30GBまで追加料金なしで使えます。

ドコモの海外ローミング用プラン「世界そのままギガ」は15日間で11,280円と高額です。それと比べてahamoは追加料金なしで、高額請求の心配もありません。

条件にあえば、ahamoの海外ローミングは荷物も増えず、利用開始までの時間もなく、料金もかからないとオールマイティーなプレーヤーです。

 

ahamoの海外ローミングのデメリット3選

ahamo（アハモ）の海外ローミングはメリットだけではありません。使いずらいデメリットも存在するので、利用前に確認しておきましょう。

 

ahamo大盛りはで30GBまでしか利用不可

海外では大盛りオプション未加入・加入により、データチャージの条件が異なります。以下の比較表をご覧ください。

大盛りオプション	国内外データ通信量	海外データ通信量	海外30GB超過後
未加入	30GB	30GB	データ追加購入可能
加入済	110GB	30GB	データ追加購入不可

通常、大盛りオプション加入・未加入に関わらず、ahamoの海外ローミング追加料無料は30GBまでしか使うことができません。

30GBを超えて通信速度制限で低速化になった際、1GBを550円でデータ追加購入することが可能です。

しかし、大盛りオプション加入中の場合は、データ追加購入することができないので1Mbpsの低速化状態で使うことになります。^※
※ 日本に帰れば、100GBの内、残データ量を利用できます。

 

15日間すぎたら日本に帰るまで128kbpsに低速化

ahamoの海外ローミングは、海外でデータ通信を最初に利用した日から15日経過後に128kbpsの通信速度制限がかかる仕組みになっています。

この速度制限は、データ追加購入をしても制限は解除されません。日本に帰国してデータ通信を行うとやっと解除されるのです。

15日以上の海外での滞在予定の場合は、別の海外旅行向けSIMカードやeSIMの契約をおすすめします。

 

対応国数は91ヵ国に限定される

ahamoの対応国・地域は91ヵ国です。ドコモは200以上の国と地域に対応しているのに比べると、対応している国は少なめとなっています。

対応している国は少なめですが、日本人の旅行者がいく渡航国の98％はカバーされています。

しかし、マイナーな国に渡航する方は、海外旅行先の国・地域が対応しているか確認してから海外旅行に行きましょう。

 

ahamoを海外で使ってみた人の口コミ・評判を紹介

ahamoユーザーが海外旅行に行く際に、「ahamoを海外で実際使ってみた人の評判は？」「ahamoを海外で使う場合の良いところ・悪いところは？」などの口コミ・評判が気になることでしょう。

海外で利用した際のahamoの知っておいた方がいい、口コミ・評判を紹介します。

 

良い評判・口コミ

ahamoの海外ローミングを使ってみた良い評判・口コミを紹介します。

 

良い評判・口コミ①追加料金なしで海外ローミングを使えるので高額請求の心配なし

ひっさびさの海外旅行中データローミングONにしたまま息子がYouTube観てて顔面蒼白したけど、ahamo海外ローミング基本料金内やん✨ありがとうahamo😭✨️

— 働きたくないまめこ💰️ (@MM21k_park) May 4, 2024

 

良い評判・口コミ②海外ローミングの電波は問題なく繋がる

結論、ahamoの海外での利用はとても良かった！問題なく繋がって便利だった。20GだとホテルのWi-Fiが遅くてイライラすることもなく、気にせずモバイル通信を使えた。アメリカはほとんどキャッシュレス、逆にカードオンリーのところもあったくらい。チップもカード払い。キャッシュはほぼ必要なし！

— bananauo✲ﾟ*｡ (@bananauo) May 4, 2024

 

良い評判・口コミ③海外ローミングは14日間で30GBまで使える

海外旅行行く時はWi-Fi借りるっていうのはもう時代遅れだったわ。ahamoをそのまま海外で使うのが一番良さげ。Wi-Fiに一万円払ったの無駄だった。

— yひとり@ダイエット (@_dtjdjmtwyu) May 5, 2024

ahamo海外ローミングの良い口コミを紹介しました。続いて、悪い口コミを確認していきましょう。

 

悪い評判・口コミ

ahamoの海外ローミングを使ってみた利用者の悪い評判・口コミを紹介します。

 

悪い評判・口コミ①月をまたいでも15日カウントされる

え、何ahamoの月15日まで海外で使えるやつ、月跨いでも15日カウントされてんの？
それとも4月分でカウントされてて1回帰国すればまた5月分は15日使えるの？ pic.twitter.com/9fAxabIxTS

— trafy (@serialNo_20001) May 4, 2024

 

悪い評判・口コミ②海外ローミングが安定しない

インドネシアでのahamoローミングが自動選択にしてると全く安定しなくて、しかも私のiPhoneは香港版なため（ahamoと相性悪い）、試行錯誤の末XLに固定で落ち着きました
一つ一つ検証していくのも海外ならではの事なので楽しかった pic.twitter.com/tclNhkGzCD

— かなこ (@kanasumi_res) July 15, 2023

 

悪い評判・口コミ③エリアによっては、電波にムラが生じる

Ahamoの海外通信、バンガロール→チェンナイ→ハイデラバードと旅して相変わらず調子悪い。繋がる時と繋がらない時のムラがある。

— アオキシゲユキ@Metal Butterfly (@ShigeAoki3) May 2, 2024

 

ahamoの評判・口コミを紹介しました。結論、ahamoの海外ローミングはどんな人におすすめかを次章で解説しましょう。

 

どんな人がahamoの海外ローミングはおすすめ？

ahamoの海外ローミングはお手軽に使えたり、利用期間に制限があったりと様々な特徴があります。

これまで解説した特徴から、海外旅行でどういったニーズでスマートフォンを使う方にahamoはおすすめできるのか、できないのかをまとめました。

 

海外でahamoがおすすめの人

ahamoがおすすめの人は下記の3つに該当する方です。

ahamoは1ヶ月で利用できるデータ通信量が国内と海外合わせて30GBまでになります。（海外での利用は14日間のみ）

海外で利用する場合は、追加料金もかからないので、国内外あわせて1ヶ月のデータ通信量が30GB以内に収まる人におすすめです。

 

海外でahamoがおすすめではない人

ahamoがおすすめではない人は下記の3つに該当する方です。

ahamoの海外ローミングは14日間で30GBしか使えず、帰国しないと月をまたいでもで2,970円/月かかり続けます。

15日間以上、30ギガ以上を使う人は別の通信サービスを検討しましょう。

また、渡航国がahamoの非対応エリアの場合は、対応国・地域が多く、利用料金がレンタルWiFiよりも安く設定されている「プリペイドeSIM」がおすすめです。

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よくある質問

ahamoの海外ローミングサービスを使う場合、「海外旅行先で電波が不安定な場合の対処方法はあるのか？」など多くの疑問が出てくると思います。

多くの疑問がある中で、ahamoの海外ローミングに関してのよくある質問をお答えしていきます。

 

ahamoの海外ローミング対応国はどこですか？

ahamoの海外ローミングは91の国と地域に対応しています。

ahamoが海外で繋がらない場合の対処法は？

ahamoが海外で繋がらない場合の対処法は主に4つあります。

 

海外赴任・留学などで一時停止はできますか？

ahamoでは、海外赴任や留学などによる一時停止には対応していません。

 

海外で15日以上経過したときの通信制限を解除する方法はある？

Ahamoは海外で15日以上経過したときの通信制限を解除する方法はありません。15日以上経過しての通信速度制限は、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されないです。

 

LINEは海外で使えますか？

LINEは海外で使うことは可能です。LINEを使う場合は、海外ローミングでインターネットに接続している必要があります。

 

海外でもahamoはテザリングできますか？

ahamoは海外でのテザリングが利用可能です。

 

海外ローミングを利用して帰国後の設定は？

帰国後はahamoのローミングの設定をオフにしてください。
手順
iOS（iPhone）の場合：設定→モバイル通信→通信のオプション→データローミングをオフ（灰色）
Androidの場合：設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミングをオフ

 

ahamoを海外で解約する方法は？

ahamoお手続きページから解約手続きが可能です。スマートフォンからの解約手続きの場合、パスキー認証が必要になります。ｄアカウントページからパスキー認証の設定が可能です。

※ahamoを海外旅行用に契約して、短期解約する場合は、次の契約の審査に影響する可能性があります。

 

ahamoを利用する以外に海外で高額請求を回避する方法は？

「プリペイドSIM」を使って高額請求を避けることができます。ahamoのような契約タイプではなく、料金を前払いし手利用可能です。

また、プリペイドSIMの中でも、SIMカードの入れ替え不要でプロファイルをダウンロードして簡単に使える「プリペイドeSIM」がおすすめ。

プリペイドeSIMは、日本にいる間に決められたデータ通信量を購入しているので、使いすぎて高額になる心配がなく、安心して利用できます。

 

まとめ

ahamo（アハモ）の海外ローミング用プランは、難しい設定が無くお手軽に利用できます。

14日間で30GBまで使えるので、利用期間は決められていますが、国内外あわせて30GB以内に抑えられるなら短期間の海外旅行にはおすすめです。

ただし、15日間経過後は、利用に支障が出てしまうほど通信速度が制限されてしまいます。15日以上の海外旅行の場合は、お手軽かつ料金が安く設定されているプリペイドeSIMを利用手段に加えましょう。

Ahamoだけを使うのではなく、プリペイドeSIMも選択肢に入れて両方使うことで、高額請求を避けることができます。必要な分のデータ通信量を使えて、不安なく快適に海外旅行を過ごすことができます。

 

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