海外旅行では、以前まで主流だった海外レンタルWIFiやプリペイドSIMカードに代わって、eSIM(埋め込み型のデジタルSIM)が人気となっています。
eSIMは、スマホ内部にQRコードや専用アプリを使って、直接インストールするだけで利用可能。物理的なSIMカードを交換する手間や、WiFiルーターを持ち運んで電池切れを心配するストレスから解放してくれます。
海外旅行のeSIMについて初めての方は、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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そして、台湾や香港への旅行でもeSIMは使えますが、他の国と違って「実名認証」というひと手間が加わります。
実名認証とは、台湾や香港特別行政区の法令によって定められている国家政策のひとつで、旅行者が現地でSIMカード(eSIM含む)を使うために身分証明書を提示して利用者登録する手続きです。
せっかく日本でeSIMをインストールして準備していても、台湾・香港では実名認証をしないと、インターネットに接続できません。
「台湾・香港での実名認証って大変そう」って不安に思う方もいるかもしれませんが、慣れてしまえばすべての工程は5分もかからないため、安心してください。
この記事では、台湾・香港でeSIMを使うのに必要な「実名認証」を画像付きで、初めての方向けに、どこよりも分かりやすく丁寧に解説します。
また、eSIMポータルが運営するYouTubeチャンネル『App Chan TV』でも「実名認証」の解説動画を公開中です!
↑eSIMの実名認証を動画で確認したい方におすすめ
ライター紹介
Kouto(こうと)
eSIMポータル 管理人
Contents
台湾・香港でeSIMの実名認証が必要な理由
台湾・香港政府は、インターネットを利用した詐欺やサイバーテロを防ぐために、2023年11月9日からeSIMの実名認証が必要になりました。
台湾では、2023年5月に、国家通信放送委員会(NCC)が実名認証制度の一部を緩和し、旅行者向けSIMカードの実名認証の手続きを廃止しましたが、eSIMはこの緩和措置は適用されていません。
また、香港は政府方針により、2022年3月1日から、すべてのプリペイドSIM(eSIM含む)が実名認証を必須としています。
すべての外国人旅行者は、台湾と香港でパスポートによる実名認証でeSIMの利用者登録をしないとインターネットを利用できないのです。
台湾・香港のeSIM実名認証で必要なもの | パスポートやICCID
台湾や香港の実名認証のやり方の前に、必要なものを紹介します。
実名認証するために必要なものは以下の4つです。
実名認証に必要なもの
- スマートフォンやパソコン
- インターネット環境
- 有効期限内の日本国パスポート
- eSIMのICCID
上記のものがそろっていれば、eSIMの実名認証は5分程度で完結するのでかんたんに終わります。
次の章では、さっそく台湾や香港の実名認証のやり方を解説しましょう。
台湾・香港のeSIM実名認証のやり方(画像付き)
台湾や香港でのeSIM実名認証を画像付きでわかりやすく解説していきます。
認証リンクにアクセスする
まずは、eSIMの実名登録がおこなえる認証リンクにアクセスします。
実名認証がおこなえるグローバルコネクトのリンク、もしくは下記のQRコードをスマートフォンで読み取ってください。
実名認証のサイトは中国語か、英語になるため、日本語はサポートしておりません。当記事では、英語版を翻訳しながら解説するので安心してください。
連絡先の電話番号かメールアドレスを入力する
実名認証のリンクにアクセスすると上記の画面になるので、登録完了メールを受信するために以下どちらかの情報を最低1つ入力します。
①Email Address(メールアドレス)
②Mobile Phone Number(携帯電話番号)
誤った情報だと、実名認証の完了メールが届かないため、注意して入力してください。
台湾や香港で使うeSIMのICCIDを登録する
続いて、eSIMのICCIDを登録します。ICCIDとは、eSIMやSIMカードを特定するのに振り分けられている17桁の番号です。
最初の7文字はすでに入力されているので、残りの10桁の数字を入力します。
eSIMのICCIDは、購入したeSIM販売業者からお知らせされている場合が多いですが、万が一、分からない場合は下記の記事もあわせて確認ください。
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本人確認書類をアップロードする
次に本人確認書類のアップロードをおこないます。
④の本人確認書類のタイプから「Passport」を選択し、⑤で有効期限内の日本国パスポートをアップロードします。
アップロードするときは、下記の点に注意しましょう。
本人確認書類のアップロード注意点
- パスポートはコピーではなく、本名が記載されている原本を使用する
- パスポートは、顔写真のあるページすべての文字が読み取れるように撮影する
- 写真の撮影時、障害物、反射、影に注意する
- 身分証明書は手で押さえず、平らな場所に置いて撮影する
- JPG/PNG/BMP/TIFF 形式で画像をアップロードする(最大ファイルサイズ: 10MB)
プライバシーポリシーを確認して同意する
⑥でプライバシーポリシーを確認後、チェックして⑦のコンティニューのボタンを押します。
パスポートの旅券番号や有効期限を確認する
パスポート画像をアップロードすると、氏名や国、旅券番号や有効期限が自動入力されます。違う場合は、この画面で修正可能です。
パスポートの旅券番号や有効期限は誤った情報で登録すると、eSIMが利用できなくなる可能性があるため、誤りがないか確認しましょう。
実名認証を完了する
10の翻訳
提出されたすべての情報は正確かつ正しく、文書の情報と一致して おり、それに応じた法令責任を負うことを宣言します。
提出されたパスポートの情報が誤りではないこと、その責任を受諾することに同意し、⑪のSUBMITボタンを押します。
翻訳
実名認証の登録が完了しました。 SIM を使用する準備 ができました。使用できない場合は、端末を再起動するか、機内モードをオンにしてからオフにしてください。
上記の登録完了画面になれば、実名認証の申請は終了です。
実名認証の登録完了メールが送られてくる
実名認証が正しく受理されると、連絡先で登録した電話番号のSMSか、メールアドレス宛に登録完了メールが届くので確認しましょう。
筆者の場合は、すぐに登録完了になり送付されました。
よくある質問
最後に台湾・香港での実名認証について、よくある質問をまとめたのでご覧ください。
台湾で実名認証が不要なeSIMサービスはないの?
販売事業者によっては、台湾や香港の実名認証が不要なeSIMサービスもあります。台湾で実名認証が不要なeSIMサービスに、Airalo(エラロ)とHolafly(オラフライ)などがあげられます。
実名認証はいつするのがよいの?
実名認証は、パスポート画像をアップロードするので、安定した安全なインターネット環境が必要です。できれば、旅行前日までの日本にいる間に済ませておきましょう。
楽天モバイルやahamoなど日本の通信事業者の海外ローミングも実名認証は必要?
日本の携帯キャリアが提供する通信プランの海外ローミングを使う場合、実名認証は必要ありません。理由としては、楽天モバイルやahamoなどは、日本の携帯キャリアで本人確認をして契約していることがあげられます。
中国本土ではeSIMの実名認証は不要なの?
中国本土ではプリペイドSIMカードの実名認証は義務付けられています。ただし、2024年8月現在、eSIMの実名認証は義務付けられていません。
KK DayやAmazonストアで購入したeSIMも実名認証は必要?
SIMカードやeSIMを販売するKK DayやAmazonストアで購入した台湾・香港のeSIMも、通常は実名認証が必要です。詳しくは購入した販売元にご確認ください。
現地で購入するプリペイドSIMカードの実名認証は必要?
台湾は、2023年5月から旅行者用のプリペイドSIMカードの実名認証は緩和され、義務付けられていません。香港では実名認証は義務付けられており必要です。
ただし、台湾・香港どちらも現地の窓口でSIMカードを買うときは、パスポートの提出が求められる場合があります。
まとめ
この記事のまとめ
- 台湾・香港でeSIMを利用するなら、現地の法令により実名認証が必要
- 実名認証はパスポート、スマホ、eSIMのICCIDとインターネット環境があればできる
- 実名認証はすぐ終わるので旅行前日までに済ませておく
この記事では、台湾・香港におけるeSIMの実名認証について、必要な理由とやり方を解説しました。
ぜひ、台湾・香港旅行の際は実名認証を前日までにしっかりおこない、eSIMで快適なインターネット通信を利用しましょう。
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(画像引用:JapanConnect eSIM公式) |
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対応国 | 133か国以上 |
おすすめ地域 | アジア、ヨーロッパ、アフリカ |
おすすめデータプラン | 無制限 |
アプリ対応 | ✕ |
テザリング | ◯ |
お問い合わせ方法 | LINEサポート(日本語) |
対応時間 | 9:00~18:00(365日) |
お支払い方法 | クレジットカード |
運営会社 | BeaconLink LLC |
メリット | 注意 |
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