eSIMが繋がらない！海外旅行でインターネットが使えないときの対処法7選！

海外旅行でせっかく便利なeSIMを購入したのに、「いざ、海外に到着したらインターネットが使えない！」という事態は、メールやLINE、Google検索もできず本当に困ってしまいます。

この記事では、海外旅行向けのeSIMで繋がらないよくある原因と解決方法を7選まとめました。

かんたんに対処できる順番に解説していくので、万が一、今インターネットに接続できないで困っている方は参考にしてください！

eSIMポータル公式チャンネルのAppChan TVで、動画でも解説しています。

↑映像でインターネットに繋がらない対処法を見る

ライター紹介

Kouto（こうと）

eSIMポータル 管理人

• 旅行者向けeSIMストアを運営
• スマホ、光回線...通信系の営業8年
• 海外16ヵ国を旅したバックパッカー
• 放浪中に使ったeSIMの魅力を発信

• 　

eSIMが海外で繋がらない原因7選

海外旅行でeSIMが繋がらない原因を下記の順番で解説します。まだ試していない項目があれば、下記からテキストボタンを押して確認しましょう。

機内モードがオンのままになっている

eSIMが繋がらない原因の一つ目は、機内モードがオンのままになっている場合です。

飛行機の乗っている間には、スマホの機内モードをオンにして電波に繋がらないようにします。

しかし、渡航国に着いて機内モードをオンのままにしておくと、Wi-Fi以外のモバイル通信は全く接続できません。

以下の方法で、設定から機内モードをオフにして、その後にeSIMのデータ回線を有効になっているか確認しましょう。

設定アプリから「機内モード」のスイッチをオフにしましょう。（上記はiPhoneの画面ですが、Androidでもほぼ同様の作業です）

データローミングをオンにしていない

多くの海外旅行向けeSIMは、データローミングを利用して現地の通信事業者のネットワークに接続します。

まれに、データローミングを利用しないeSIMも存在するので、eSIM販売事業者のマニュアルや商品仕様ページを確認するとよいでしょう。

データローミングはスマホの設定からかんたんにオンにできます。以下の方法でデータローミングがまだオフの場合は、オンにしてインターネットに接続できるか確認してください。

iPhoneでeSIMのデータローミングをオンにする方法

eSIMのモバイルデータをONにした設定画面で「データローミング」をONにする

AndroidでeSIMのデータローミングをオンにする方法

eSIMのモバイルデータをONにした設定画面で「ローミング」をONにする

提携する通信事業のネットワーク回線が選択されていない

eSIMのデータ回線（データローミング）をオンにしたのに、インターネットに繋がらない場合、販売事業者の提携するネットワークに接続できていない可能性があります。

例にあげると、eSIMの提携する通信事業者A回線のネットワークなのに、モバイル回線の設定では別の通信事業者であるBの回線に繋がっているというケースです。

まずは、購入したeSIMパッケージが渡航国のどの通信事業者と提携しているか、販売元の商品仕様ページで確認しましょう。下記の例は、Holaflyの商品仕様ページに掲載された通信事業者です。

ネットワーク接続の切り替えは、以下の方法でスマホのモバイル通信設定からすぐにできます。

iPhoneのネットワーク選択

iPhoneの設定から、モバイル通信→「ネットワーク選択」→「自動をオフ」→「提携する通信事業者のネットワークを手動で選択」します。

Androidのネットワーク選択

Android（上記画像はPixel6a）の設定から→「ネットワークとインターネット」→SIM（該当のeSIM）を選択→「ネットワークを自動的に選択」→「自動をオフ」→「提携する通信事業者のネットワークを手動で選択」します。

APN設定がされていない

eSIMのデータ回線（データローミング）をオンにしたのに、インターネットに繋がらない場合として、APN設定が上手くされていない場合があります。

通常、ほとんどのeSIMはアクティベートする瞬間に、APN設定が自動的におこなわれます。

利用者側で設定する必要はほとんどありませんが、アクティベート時のOS、ネットワーク状況により上手く設定されないケースもあります。APN設定がないと、インターネットに繋がらないため、利用者側で設定しないといけません。

APNは、販売事業者のページで確認できる場合が多く、eSIM購入時のマニュアルや公式サイトのFAQなどに掲載されています。

APN設定の確認方法は以下をご覧ください。

iPhoneのAPN設定

モバイル通信からeSIMを選択後、「モバイルデータ通信ネットワーク」→購入したeSIM販売事業者の指定されたAPNを入力

AndroidのAPN設定

SIMから「eSIM」を選択後、「アクセスポイント名」→「APN編集画面」で購入したeSIM販売事業者の指定されたAPNを入力して「保存」する。その後、「保存したAPNを選択」します。

5Gがオンになっている

eSIMが提携する通信事業者によっては、5G/4G（LTE）エリアに対応しています。

ただし、渡航国によっては通信事業者の5Gエリアカバー状況が劣悪の場合があり、ネットワーク状況が弱いということも想定されます。

渡航国のネットワークインフラが整備されていない発展途上国などは、モバイル通信設定で5Gから4Gネットワークに変更して、不安定な5Gではなく4G（LTE）回線を利用しましょう。

4G（LTE）回線を使うことで、インターネット接続が安定する可能性があります。

eSIMプロファイルが上手くインストールされていない

eSIMのモバイル通信設定に問題がない場合、eSIMが上手くインストールされていないケースも考えられます。

販売事業者から送付されるQRコードや、アクティベーションコードなどを使って、eSIMの再インストールを試してみましょう。

すでに、eSIMプロファイルがモバイル通信に追加されている場合は、eSIMを削除しないといけない場合もあります。

ただし、一度eSIMプロファイルを削除すると二度とインストールできないeSIMも存在するので、削除前に販売事業者のサポートに問い合わせたほうがよいでしょう。

ローカル回線のeSIMは独自の開通方法がある

一部のeSIMは、独自の開通方法がある場合もあります。

販売事業者に前もって開通日を連絡しておかないといけないパターンや、電話アプリで専用の開通ダイヤルを押すとインターネット接続できる場合もあります。

eSIMパッケージ毎の開通方法は、商品紹介ページやマニュアルを再度確認しましょう。

万が一、ここまで解説した対処方法でもeSIMがインターネットに接続できない場合は、販売事業者のカスタマーサポートに問い合わせて対処方法を確認してみましょう。

eSIMサービス別 | インターネットに繋がらないときの設定方法

この章では、当サイトでおすすめする海外旅行向けeSIMサービスが使えないときの設定方法について紹介します。

下記のeSIMサービスを利用予定で海外旅行でインターネット接続できない方はご参照ください。

トリファのeSIMが繋がらないときの設定方法

トリファのeSIMが繋がらないときの設定方法は、公式サイトのナレッジベースに掲載されています。

日本企業のトリファはトラブルシューティングのページも充実しています。また、24時間の日本語カスタマーサポートにも対応しているので、解決できない場合は一度サポートに相談してみましょう。

HolaflyのeSIMが繋がらないときの設定方法

HolaflyのeSIMが繋がらないときの設定方法は、Holaflyの記事にも掲載されています。

Holaflyは、日本語自動翻訳に対応した24時間のチャットサポートを完備しているので、接続で困ったことがあっても、いつでも問い合わせることができます。

World eSIMが繋がらないときの設定方法

World eSIMが繋がらないときの設定方法は、World eSIMのよくある質問にも掲載されています。

World eSIMは、日本の上場企業の株式会社ビジョンが提供し、コールセンターでの電話相談にも対応しています。設定操作がわからなくても、直接オペレーターに聞くことが可能です。

ジャパンコネクト・イーシムが繋がらないときの設定方法

JapanConnect eSIM（ジャパンコネクト・イーシム）が繋がらないときの設定方法は、FAQsにも掲載されています。

日本企業のジャパンコネクト・イーシムは、FAQsの内容もわかりやすく、LINEでのサポートも受け付けているので日本語での相談が可能です。

Airaloが繋がらないときの設定方法

Airalo（エラロ）が繋がらないときの設定方法は、トラブルシューティングにも掲載されています。

Airaloもカスタマーサポートはアプリから問い合わせできます。英語対応ですが、トラブルシューティングを読んでも解決できない場合は、翻訳アプリを使って、相談してみましょう。

よくある質問

eSIMが繋がらないときに寄せられるよくある質問をまとめました。上記までの対処法でも解決できない場合の参考にしてください。

テザリングだけインターネットに繋がりません

利用中のeSIMパッケージがテザリング対応か商品仕様ページで確認しましょう。

テザリング対応にも関わらず、テザリングだけインターネット接続できない場合は、APN設定でインターネット共有（hotspot）が設定されているか確認しましょう。

eSIMのプロファイルはどこにありますか？

eSIMのプロファイルは、スマートフォンの設定内にあります。

iPhoneは、設定アプリを開き、「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」で確認します。

Androidは、設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」→「SIM」または「eSIM」で、インストールされたeSIMの情報を確認できます。

eSIMが繋がっているか確認する方法は？

eSIMが正常に繋がっているかを確認する方法は、画面上部にキャリアの名前と電波マークと5G/4G(LTE）が表示されていれば接続済みです。Wi-Fiをオフにして、インターネットに接続できるかチェックしましょう。

台湾・香港でeSIMがインターネットに繋がりません

台湾・香港でeSIMを利用する場合は、現地の法律に基づき実名認証が事前に必要なケースがあります。eSIMの実名認証の方法は以下の記事で解説しています。

eSIM対応かわかりません

eSIM対応機種か調べるには、デフォルトの通話アプリで「*#06#」にダイヤル発番してEIDという32桁のeSIM識別番号が表示されれば対応機種です。

iPhone、Androidの詳しい確認方法は以下の記事でも解説しています。

まとめ

海外でeSIMのインターネットが繋がらない場合の対処方法を紹介しました。

現地でインターネットが接続できないと慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いて原因を特定しましょう。

万が一、対処できなくても、一人で悩まず、ホテルやレストラン・カフェなどのWi-Fiを使ってカスタマーサポートに問い合わせてみることをおすすめします。