ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルを契約している方が海外に行く際に気になる事。
それは「海外で使ったら高額請求になってしまうのか?」あるいは「ワイモバイルの海外ローミングにはどんなプランがあるのか?」といったものではないでしょうか?
この記事では高額請求を避ける方法、ワイモバイルの海外ローミングサービスの内容について解説しています。
また2025年9月25日よりサービス開始となった新料金プラン「シンプル3」では海外ローミングサービス「海外あんしん定額」が7日間無料といった特典も提供されています。
シンプル3にご興味のある方はこちらからお進みください。
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。


Contents
ワイモバイルの海外利用は高額請求になる?
結論からいうと、ワイモバイルの海外向け料金サービスで高額請求を避けたいのであれば、申込み不要で渡航後に利用できる「海外パケットし放題」ではなく、事前申し込みが必須の「海外あんしん定額」を使いましょう。
「ワイモバイルを契約しているスマートフォンのデータローミングの設定をオンにした状態にしてそのまま海外に行く」
これをやってしまうと高額請求になる可能性が高いです。
その原因は「世界対応ケータイ」というオプション(無料)に加入している状態で海外に到着すると、「海外パケットし放題」※という海外ローミングサービスの利用が自動的に開始されてしまうためです。
※対応国に限ります。
以下の表は海外パケットし放題の料金表です。
利用データ通信量 | 1日あたり料金 |
〜12.5MB | 1,980円 |
12.5MB超 | 2,980円 |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
海外パケットし放題の料金は1日のデータ通信量が12.5MBまでで1,980円で、12.5MBを超えると2,980円。12.5MBのデータ通信量などすぐに超えてしまうので事実上、1日あたり2,980円がかかることになります。
仮に1週間、海外パケットし放題の対応国に滞在したとすると、かかってくる料金は2,980円×7日分で20,860円。こんな感じで高額請求が発生してしまった方も実際にいると思われます。
海外あんしん定額の申し込みで高額請求は回避
事前に日本国内で「海外あんしん定額」という海外ローミングサービスの申込をしておけば高額請求を回避することも可能です。
海外あんしん定額を申し込んだ状態で海外現地に到着すると、たとえスマートフォンのデータローミングの設定をオンにしていたとしても、海外あんしん定額の利用開始の申込をするまでの間は、海外におけるデータ通信は停止されるためです。
つまり結果としてデータ通信の料金がかからないということになります。
本サービスの申し込みが完了した後、プランの利用開始を申し込むまでの間は、海外におけるパケット通信は停止されます。但し、本サ
ービス専用 Web サイト上で、プランの利用開始を申し込む行為に限っては行うことができます。
引用 ワイモバイル公式HP「海外あんしん定額」提供条件書2P
世界対応ケータイを解約しておく方法も有効
世界対応ケータイのオプション料金自体は無料。なのでワイモバイルを契約した時点で世界対応ケータイをつけた方もいるかもしれません。
ですがワイモバイルの海外ローミングサービスではなく、海外eSIMやレンタルWi-Fiの利用を検討している方は、世界対応ケータイを解約しておいても良いでしょう。
世界対応ケータイの解約はMy Y!mobileから可能です。解約方法はこちらからご確認ください。
端末上でワイモバイルの回線をオフにしておく方法も有効
高額請求を避ける他の方法としては、出国直前に端末上の設定でワイモバイルの回線をオフにしておくという方法もあります。
以下、iPhoneを例に画像で示します(今回は便宜上「mineoデータ」をオフにするやり方を示しています)。
【iPhone】
- 「モバイル通信」を選択
- SIMの箇所で「ワイモバイル」を選択
(画像ではmineoデータ) - 「この回線をオンにする」を選択
- タップして「オフ」にする
上記の設定を出国直前にしておけば、ワイモバイルの回線はオフになった状態になるため高額請求を避けることができます。帰国したら再びワイモバイルの回線を「オン」にするようにしましょう。
国際電話や国際SMSの使い過ぎに注意
国際電話や国際SMSの使い過ぎも高額請求に繋がる恐れがあります。
以下の表は日本人観光客の方が多い国である韓国、アメリカ合衆国、台湾の国際電話の1分あたりの音声通話の料金を表したものです。
音声通話の料金 | 発信 | 着信 |
||
発信先 | 滞在国内 | 日本宛 | 他国宛 | |
韓国 | 25円 | 190円 | 265円 | 75円 |
アメリカ合衆国 | 125円 | 140円 | 210円 | 175円 |
台湾 | 70円 | 290円 | 265円 | 150円 |
※ワイモバイル公式ページ「国際ローミング(世界対応ケータイ)」
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
日本国内と違って海外では着信時も通話料がかかってきます。
たとえば韓国から日本国内宛に発信して10分通話しただけでも1,900円、着信時でも10分通話しただけでも750円もかかる計算になります。
ちなみに国際電話は「だれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」などのワイモバイルの通話オプション対象外なので注意してください。
国際SMSに関しては受信時は無料ですが、送信時は1通(全角70文字)あたり100円の送信料がかかります。国際通話と違って国際SMSの料金はどの国でも同じです。
このように国際電話や国際SMSは使ったら使った分だけ料金がかかり、それが高額請求に繋がる可能性もあるので注意しましょう。
ワイモバイルを海外で使うためには世界対応ケータイ・海外あんしん定額または海外パケットし放題の契約(利用)が必要
ワイモバイルの海外ローミングによる高額請求を避ける方法について解説してきました。ここで改めてワイモバイルの海外ローミングの各サービスをざっと整理しておきたいと思います。
ワイモバイルの携帯電話を海外で使うための大前提として「世界対応ケータイ」(無料)の契約が必要です。このサービスがないと海外でデータ通信、通話、SMSが利用できません。
そしてデータ通信を利用するためには別途「海外あんしん定額」の申込をして利用するか、あるいは「海外パケットし放題」の利用をする必要があります。
海外で使うために必要な契約
- 世界対応ケータイ
- 海外あんしん定額 or
海外パケットし放題
世界対応ケータイはワイモバイルを初めて契約した際にそのまま加入した方もいるかもしれませんが、加入していない場合はMy Y!mobileから加入しておきましょう。
海外あんしん定額のサービス内容・料金
海外あんしん定額の概要 | |
対応国 | 約200ヵ国以上 |
サービス料金 | 定額国L:980円~ 定額国S:1,980円~ |
データ容量 | 3GB/日~12GB/4日間 |
申し込み | 必要 |
海外あんしん定額の料金と対象国 | 3GB/24時間 980円から利用可能
海外あんしん定額はソフトバンクが提供している海外ローミングサービスですが、ワイモバイルも利用可能です。
プランは国・地域によって「定額国L」と「定額国S」の2種類に分けられており、アメリカ本土、ハワイ、オーストラリア、韓国、タイなど日本人観光客が多い国・地域は定額国Lのプランで利用できます。
①定額国Lの料金・対応エリア
利用時間 | データ通信量 | 料金 |
24時間 | 3GB | 980円 |
72時間 | 9GB | 2,940円 |
96時間 | 12GB | 3,920円 |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
定額国Lの例
アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)、タイ、台湾、中国、韓国、香港、モルディブ、ドイツ、フランス、イタリア、グアム、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ブラジルなど
※ 定額国Lの詳細な対応国・対応地域はワイモバイル公式サイトでご確認ください。
定額国Lプランは3GB/24時間が980円から利用できるプランです。
対応エリアはアメリカ本土、ハワイ、オーストラリア、韓国、タイなど日本人観光客が多い国が該当。なのでワイモバイルの海外ローミングを利用する方のほとんどはこの定額国Lプランを選択することになるでしょう。
なお規定の利用データ量がデータ通信量を超えた場合、あるいは利用時間を過ぎた場合、通信速度は最大128kbpsに制限されます。
残りのデータ通信量や期間は海外あんしん定額の専用サイトより確認することができます。
②定額国Sの料金・対応エリア
利用時間 | データ通信量 | 料金 |
24時間 | 1MB | 1,980円 |
24時間 | 5MB | 9,800円 |
24時間 | 10MB | 19,600円 |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
定額国Sの例
バハマ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、レバノン、ベリーズなど
※ 定額国Sの詳細な対応国・対応地域はワイモバイル公式サイトでご確認ください。
定額国Sは定額国Lの対応国・地域に比べて日本人観光客が少ない国・地域に対応しているプランです。
ですが最低料金が24時間・1MBで1,980円からと高額な料金体系となっているため、海外ローミングの利用という観点から現実的な手段ではありません。
上記の国・地域での海外ローミングの利用を検討している方は、海外eSIMやレンタルWi-Fiの利用をおすすめします。
海外あんしん定額のメリット4選
海外あんしん定額(定額国Lプラン)のサービス内容から、メリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
高額請求を回避できる
海外あんしん定額を日本国内で申込しておけば、仮にスマートフォンのデータローミングの設定がオンになっていたとしても、海外現地ではデータ通信は停止※されます。
本サービスの申し込みが完了した後、プランの利用開始を申し込むまでの間は、海外におけるパケット通信は停止されます。但し、本サービス専用Webサイト上で、プランの利用開始を申し込む行為に限っては行うことができます
引用 ワイモバイル公式HP「海外あんしん定額」提供条件書2P
その結果、高額請求を回避することができます。
短期利用ならコスパに優れている
「トリファ」や「World eSIM」など、72時間(3日間)のプランを提供している海外eSIMと海外あんしん定額のサービス内容を韓国を例にして比較してみましょう。
表の一行目は各社が提供しているプランのデータ通信量と料金で、表の二行目は各社のプランを1日あたりのデータ通信量と料金に換算して示したものです。
表の三行目は、1GB換算時の各データ通信料金を参考値として記載しています。
海外あんしん定額 | トリファ | World eSIM | |
プラン データ通信量 料金 |
9GB 2,940円 |
3GB 1,760円 |
3GB 1,554円 |
1日あたり データ通信量 料金 |
3GB/日 980円/日 |
1GB/日 586円/日 |
1GB/日 518円/日 |
1GBあたり 料金換算 |
326.6円/1GB | 586円/1GB | 518円/1GB |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
トリファ、World eSIMと比較すると海外あんしん定額の料金は高いです。
しかし1GBあたりの料金換算の行を見て頂くと、より分かりやすいかと思いますが海外あんしん定額の方が1GBあたりの料金が安く、一番お得であるということが見て取れるかと思います。
好きなタイミングで利用開始ができる
海外あんしん定額でデータローミングを利用するためには、海外現地でエリアとプランを選び、「利用開始」の手続きをする必要があります。
この利用開始の手続きは好きなタイミングで申込みをすることができ、利用開始をしない限りは料金は一切発生しません。
仮に何らかの理由で海外あんしん定額を利用する必要が無くなった場合、利用開始をしなければ料金は発生しないので、無駄を省くことができます。
シンプル3なら7日間無料
「ワイモバイル新料金プラン「シンプル3」だと海外あんしん定額が7日間分無料」でも後述しますが、2025年9月25日にサービス開始となった新料金プラン「シンプル3」であれば、通常980円する3GB/24時間が7日間無料で使えます。

2026年夏以降は毎月2GBまでのデータ通信が追加料金なしで利用できる仕様に変更予定です。
シンプル3の料金プランに興味がある方は検討してみても良いでしょう。
海外あんしん定額のデメリット2選
今度は逆に海外あんしん定額のデメリットを見ていきます。
海外あんしん定額のデメリット
短期利用以外だとコスパが悪くなる
海外あんしん定額の最長利用期間は96時間(4日間)、データ通信量12GBで3,920円といった内容です。
仮に1週間韓国に滞在するとしたら、「96時間(4日間)」のプランと「72時間(3日間)」を申し込むことになりますが、その料金は3,920円+2,940円=6,860円(21GB)。
正直、かなりコスパが悪いです。
一方、World eSIMを例に挙げるとデータ通信量は海外あんしん定額より少なくなりますが、「5GB/10日間で1,480円」や「10GB/15日間で2,980円」といったように海外あんしん定額よりも料金が安いプランが提供されています(2025年10月9日時点)。
ある程度まとまった日数の間、滞在する予定のある方は海外eSIMの利用をおすすめします。
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データ無制限は提供されていない
海外あんしん定額ではデータ無制限プランは提供されていません。
後述する「海外パケットし放題」ではデータ無制限が利用できますが、その料金は24時間で2,980円と、かなり高額です。
一方、データ無制限プランのコスパに定評のある「JapanConnect eSIM」の韓国の料金プランを見てみると、860円/1日、1,480円/3日といったように非常に安い料金で提供されています(2025年10月9日時点)。
データ無制限を安く利用したい方はJapanConnect eSIMなどの海外eSIMを検討してみてください。
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海外あんしん定額がおすすめの人
海外あんしん定額がおすすめの人は、以下の条件に該当する方です。
海外あんしん定額がおすすめの人
- 短期での利用を検討している方
- シンプル3を契約している方
長くても3日程度しか海外現地に滞在しない方であれば、お得に海外あんしん定額を利用できるでしょう。
また現在シンプル3を契約している方、あるいはこれからシンプル3を契約しようとしている方は海外あんしん定額の3GB/24時間が7日間分無料になるのでおすすめです。
海外あんしん定額の使い方
海外あんしん定額の対応料金プランについて気にされている方もいるかもしれませんが、海外あんしん定額は、ワイモバイルが提供している全てのスマホ用プラン※で利用可能です。
※現在、新規受付が終了したプランも含めます。
世界対応ケータイと海外あんしん定額の申し込みが必要
海外あんしん定額を利用するためには渡航前に世界対応ケータイに加入し、海外あんしん定額を申し込んでおく必要があります。
世界対応ケータイに加入していない方はMy Y!mobileやワイモバイルショップで申し込むようにしましょう。
海外あんしん定額はワイモバイルの公式専用サイトから申し込むようにしてください。
スマホのデータローミングをONにする
海外あんしん定額の設定として「データローミング」を現地でオンにする必要があります。
機種によって設定の手順が異なるので確認しておきましょう。
iOS(iPhone/iPad)のデータローミング設定(iOS 17.0.2)
【iPhone】
- 「設定」を選択
- 「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」を選択
- 「データローミング」を「オン」
Androidのデータローミング設定
※ 画像はGoogle Pixel 8 Pro(Andoridバージョン14)の写真です。端末により操作方法は異なる場合があります。
【Android】
- 「設定」を選択
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「SIM」を選択
- 設定を行う「SIM」を選択
- 「ローミング」をオン
現地到着後、ソフトバンクから届くSMSより専用サイトにアクセスし、利用開始する
海外現地に到着したらソフトバンクから下記の様なSMSが届きます。
SMSに添付されているURLをタップすると海外あんしん定額の専用サイトにアクセスできます。
専用サイトから希望するプランを選択。そして利用開始をタップすることによって、海外データローミングが利用できるようになります。
利用開始の手続き時はWi-Fiをオフにしてください。またプライベートリレーやVPNを利用している方は、これらもオフにして手続きを進めてください。
ですが端末上でVPNがONになっていると国内での予約や海外での利用開始の操作などができません。なのでau海外放題を利用するためにはこのVPNをOFFにする必要があるというわけです。
VPN設定のOFFの手順は以下の通りです。
iOS(プライベートリレーをOFFにする)
設定>Apple ID>iCloud>プライベートリレー>プライベートリレーをOFF
Pixel(Google VPNをOFFにする)
設定>ネットワークとインターネットl>VPN>Google VPN>[VPN を使用する]をOFF
共通(セキュリティアプリ)
iOS
設定>一般>VPNとデバイス管理>VPNをOFF
Android
設定>ネットワークとインターネット>VPNをOFF
SIMカードのみ新規契約の場合、契約月含め4か月間は世界対応ケータイの加入は不可
新規でSIMカードのみの契約の場合、契約月を含めて最大4カ月間は世界対応ケータイへの加入はできないので注意してください。
ただし他社から乗り換えや、端末購入を伴う新規契約の場合はその限りではありません。
ワイモバイル新料金プラン「シンプル3」だと海外あんしん定額が7日間分無料
2025年9月25日より提供開始となった新料金プラン「シンプル3」は通常980円する3GB/24時間が7日間無料で使えます。
ただしこの仕様は2026年夏頃まで。2026年夏以降は毎月2GBまでのデータ通信量が無料で使える仕様に変更される点にはご注意ください。
【シンプル3 料金プラン】
S | M | L | |
データ通信量 | 5GB | 30GB | 35GB |
基本料金 | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円※2 |
おうち割 光セット (A) |
-1,650円 | -1,650円 | -1,650円 |
PayPay※1 カード割 |
-550円 又は -330円 |
-550円 又は -330円 |
-550円 又は -330円 |
割引後料金 | 858円 又は 1,078円 |
1,958円 又は 2,178円 |
3,058円 又は 3,278円 |
※料金は税込。
※1 PayPayカードゴールド(年会費11,000円)の場合、-550円。PayPayカード(年会費無料)の場合、-330円。
※2 月額880円の10分かけ放題つき。
※2025年10月9日時点。
シンプル3に関して詳しく知りたい方はワイモバイル公式サイトをご確認ください。
海外パケットし放題のサービス内容・料金
海外パケットし放題の概要 | |
対応国 | 世界200ヵ国以上 |
サービス料金 | 1,980円~2,980円/日 |
データ通信量 | 無制限 |
申し込み | 不要 |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
料金が高いのでおすすめできない
ワイモバイルのもう一つの海外ローミングサービスにはデータ無制限が使える「海外パケットし放題」が提供されています。
海外パケットし放題の料金は1日のデータ通信量が12.5MBまでで1,980円で、12.5MBを超えると2,980円。12.5MBのデータ通信量などすぐに超えてしまうので事実上、1日あたり2,980円がかかることになります。
このように料金は高めに設定されているので、海外パケットし放題に関してはどなたにもおすすめできません。
データ無制限の利用を検討されているのであれば、「海外あんしん放題とeSIMはどっちがおすすめ?」にてご紹介している「JapanConnect eSIM」をおすすめします。
海外パケットし放題の使い方
海外パケットし放題は、海外あんしん定額と異なり事前の申込みは不要です。
使い方としては、
- 世界対応ケータイに加入
- スマホのデータローミングをONにする
この2つの手順を実行し、海外現地に到着するとソフトバンクからSMSが届き、自動的に使えるようになります。
世界対応ケータイに加入
世界対応ケータイに加入していない方はMy Y!mobileやワイモバイルショップで申し込むようにしましょう。
スマホのデータローミングをONにする方法
iOS(iPhone/iPad)のデータローミング設定
(iOS 17.0.2)
【iPhone】
- 「設定」を選択
- 「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」を選択
- 「データローミング」を「オン」
Androidのデータローミング設定
※ 画像はGoogle Pixel 8 Pro(Andoridバージョン14)の写真です。端末により操作方法は異なる場合があります。
【Android】
- 「設定」を選択
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「SIM」を選択
- 設定を行う「SIM」を選択
- 「ローミング」をオン
海外あんしん放題と海外eSIMはどっちがおすすめ?
アメリカ本土、韓国、タイなどの観光客が多い国・地域での短期利用には優れたコスパを発揮する海外あんしん定額(定額国Lプラン)。
ですが、さらにコスパが追求された海外eSIMも比較検討してみた方が良いでしょう。ここでは海外あんしん定額が合っている人と海外eSIMが合っている人、それぞれについてまとめてみたいと思います。
海外あんしん放題が合っている人
海外あんしん定額が合っている人は以下の様な条件に当てはまる方です。
こんな方におすすめ
- 短期での利用を検討している方
- シンプル3を契約している方
長くても3日程度しか海外現地に滞在しない方であれば、お得に海外あんしん定額を利用できるでしょう。
また現在シンプル3を契約している方、あるいはこれからシンプル3を契約しようとしている方は海外あんしん定額の3GB/24時間が7日間分無料になるのでおすすめです。
海外eSIMが合っている人
海外あんしん放題ではなく、海外eSIMが合っている人は以下の様な条件に当てはまる方です。
こんな方におすすめ
- 短期利用以外で検討している方
- データ無制限の利用を検討している方
海外あんしん定額の最長利用期間は96時間(4日間)で、それ以上の利用だと追加で海外あんしん定額の利用申込をする必要があります。
ただ追加で申し込むよりも、1週間、15日間、30日間などの長期プランを提供している海外eSIMを申し込んだ方が料金は安くなるのが一般的です。なので海外での滞在が3〜4日を超えるようであれば、海外eSIMの利用を検討してみましょう。
また海外あんしん定額はデータ無制限プランは提供していないので、データ量を気にせず海外ローミングを利用したい方も、海外eSIMを利用することをおすすめします。
特にテザリングを使って友人・知人の方とデータ通信を共用して使う場合はデータ無制限などの大容量プランが合っているでしょう。
おすすめの海外旅行向けeSIM2選
ここからは今回の記事でご紹介した海外旅行向けeSIMの内、「World eSIM」と「JapanConnect eSIM」の2社のサービス内容をご紹介したいと思います。
World eSIM (ワールド イーシム)
World eSIMは東証プライム上場の日本企業「株式会社ビジョン」が運営している海外eSIMです。
この記事で取り上げた韓国を例に挙げると短期間であれば、5GB/10日間で1,480円」や「10GB/15日間で2,980円」といったプランが提供されています。ちなみに容量が決まっているプランだけでなく、データ無制限プランも提供されています(2025年10月9日時点)。
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
このようにWorld eSIMは提供しているプランのバリエーションが豊富な海外eSIMの一つに挙げられます。
海外旅行で使いたい分だけ、安く安心して使うなら、World eSIMの解説記事は下記をご確認ください!
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JapanConnect eSIM(ジャパンコネクト・イーシム)
JapanConnect eSIMは「新しい海外旅行向けのeSIMサービスを低価格帯でより多くの人に体験してほしい」というビジョンを掲げている新進気鋭の海外eSIMです。
そのビジョンは提供されているプランにもきちんと反映されており、特に「韓国」「台湾」「中国・香港マカオ」「インドネシア」「アメリカ・カナダ」「ヨーロッパ」。これら日本人観光客にとって人気の地域においてはデータ無制限プランを業界最安級の料金で提供しています。
1日間 | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 10日間 | 30日間 | |
韓国 | 860円 | 1,480円 | 1,980円 | 2,450円 | 3,580円 | 9,280円 |
台湾 | ー | 1,480円 | 1,870円 | 2,480円 | 3,280円 | 8,450円 |
中国 | 1,080円 | 1,780円 | 2,680円 | 3,280円 | 4,680円 | 11,580円 |
アメリカ | 1,280円 | 2,580円 | 3,780円 | 5,080円 | 7,180円 | ー |
ヨーロッパ | 1,180円 | 1,980円 | 2,680円 | 3,480円 | 4,480円 | 10,980円 |
※2025年10月9日時点の情報です。
※海外ローミングサービスの利用料金には消費税相当額は加算されません。
以下の関連記事ではJapanConnect eSIMについてより詳細に解説しています。気になる方は参考にしてみてください。
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よくある質問
ワイモバイルの海外データローミングや海外あんしん定額についてよくある質問をまとめます。
よくある質問
ワイモバイルは海外で使えますか?
ワイモバイルは無料オプションの「世界対応ケータイ」の申込みをすることによって、海外でのデータ通信、通話、SMSが利用できるようになります。
ワイモバイルで海外利用をするにはどうしたら良いですか?
世界対応ケータイ加入後、「海外あんしん定額」に申し込んで、海外現地で利用開始する方法。あるいは世界対応ケータイ加入後、そのまま海外に行き、「海外パケットし放題」を利用する方法。
この2つがあります。なおいずれの方法でも事前にスマートフォンのローミングをONにしておく必要があります。
ワイモバイルの海外あんしん定額とは?
ソフトバンクが提供する海外ローミングサービスで3GB/24時間が980円から利用できます。
海外あんしん定額の申込みを日本国内で済ませておけば、海外到着後に自動的にデータ通信がストップされ、高額請求を回避することも可能です。
2025年9月25日からサービス開始となったワイモバイルの新料金プラン「シンプル3」では3GB/24時間のプランが7日間無料で利用できます。
ワイモバイルの海外パケットし放題とは?
1日のデータ通信量が12.5MBまでで1,980円、12.5MBを超えると2,980円で使える海外ローミングサービスです。
海外あんしん定額と異なり事前に申込みは不要で、世界対応ケータイに加入、スマートフォンのローミングをONにしておけば自動的にデータ通信が利用できます。
海外あんしん定額が使えない時の原因は?
海外あんしん定額が使えない時の原因には以下のようなものが考えられます。
- 世界対応ケータイに未加入
- 海外あんしん定額を申し込んでいない
- スマホのデータローミングがOFFのまま
- ワイモバイルの回線をOFFにしている
- 海外あんしん定額の非対応国
海外あんしん定額の利用期間の延長はどうやって行う?
再度、海外現地にて海外あんしん定額の専用サイトから海外あんしん定額のプランを申込みすれば利用可能です。
海外あんしん定額の専用サイトへのアクセス、プラン利用開始設定はデータ通信不要で行うことができます。
アメリカに留学ならアメリカ放題の方がお得?
アメリカ放題はソフトバンクが提供、そしてソフトバンク専用の海外ローミングサービスです。
その名の通りアメリカ国内(グアム、サイパンなど一部地域は対象外)でデータ無制限が無料で利用できるサービスです。
ワイモバイル契約者の方では利用できませんが、留学など長期間にわたってアメリカに滞在するのであれば、ソフトバンクに乗り換えてアメリカ放題を利用しても良いかもしれません。
ただし現在「シンプル2」や「シンプル」などの新規受付が終了した料金プランを契約している方は、一度ソフトバンクに乗り換え、その後ワイモバイルに乗り換える際は、二度とこれらのプランに戻すことができませんので注意してください。
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まとめ
この記事のまとめ
- ワイモバイルの高額請求は海外し放題が原因
- 渡航前に海外あんしん定額を申込めば高額請求は回避可能
- 海外で使うためには世界対応ケータイの申込みが必要
- 海外あんしん定額は3GB/24時間、980円から
- シンプル3であれば3GB/24時間が7日間無料で使える
- 海外パケットし放題は割高なのでおすすめできない
- 海外あんしん放題は短期滞在者の方向け
- 長期滞在、データ無制限利用の場合は海外eSIMがおすすめ
以上、この記事ではワイモバイルを海外で使う方法、高額請求を避ける方法、そして海外あんしん定額のサービス内容について解説してきました。
海外利用での高額請求を避けるためには、渡航前に海外あんしん定額に申し込んでおくことが重要です。
ただワイモバイルで海外利用するためには世界対応ケータイへの加入が必要ですが、そもそも海外eSIMやレンタルWi-Fiの利用を検討している方にとっては、このオプションは必要ありません。
さらに利用シーンによっては海外あんしん定額よりも、海外eSIMの方がお得になるケースもでてきます。
海外あんしん定額、海外eSIMなど選択肢は色々ありますが、ご自身にあったものを選んで頂ければ幸いです。